マルタンマルジェラ

モードの反逆者

1957年、ベルギー生まれ。
1977年にアントワープ王立芸術学院へ入学。
”アントーワプ6”と同期のため、彼らと並び称されることがある。

卒業後はゴルチエの元でアシスタントして働き、1988年に自身のブランド「メゾンマルタンマルジェラ」を立ち上げ、パリコレデビューを果たす。その後1997年から2003年まではHermesのデザイナーを務め、2008年には自身のブランドからも退く。

マルジェラといえば、写真もない謎多きカリスマ的なデザイナーであり、引退後、最も復活を望まれているデザイナーだと思われます。

マルジェラがブランドを立ち上げた1980年代ファッションは、高級志向、超モード、ボディコンシャスな洋服屋、派手なアクセサリーなどとても煌びやかでした。

その中で彼は、「反モード」「再構築」をテーマに、古着をリメイクした服や新品をボロボロに加工した服、オーバーサイズのニットやワンピース、縫い目が表にでたジャケット、素人モデルや布やウィッグで顔を隠されたモデル、etc などデザインにおいてもショーのあり方においても固定概念を覆してきました。

モード界に衝撃を与えたマルジェラですが、あのグランジ感はヨーロッパ的(ストリート)ファッションに通ずるものがあるように思われ、強く支持されている要因でもあるように思います。

「ポペリズム」と言われたファッションを、コレクションでエレガントに昇華しているのはマルジェラの手腕だと思いますが、昔のコレクションでストリートを歩いているものなど、こういう人パリの蚤の市とかにいるよなと思った記憶があります!

そして今見ても古さを全く感じさせない、スタイルです。
その後、マルジェラはまったく真逆の立ち位置にあるように思われたエルメスのデザイナーとなり、エルメスの枠組みの中でマルジェラ流のエレガンスを確立しました。それもまた偉大なる功績です。
エルメスでもドゥブルトゥールやヴァルーズなど多くの名品を生み出しました。

残念ながら今はもう第一線を退いていますが、マルジェラの精神は現在の多くの若手デザイナーに引き継がれているように思います。

それでもまた彼自身のコレクションが見たいと願ってやまないのです!是非、復活を。
そして回顧展の日本での開催を望みます!

マルタン・マルジェラ期のエルメス、店頭にご用意しています。

エルメスシルクブラックドレス
silk black dress Hermes

マルタン・マルジェラ期のシルクドレスです。
マットなシルクで着心地もよく、肩にかかるラインとネックに一体化したストールが綺麗です。

エルメスクロシェットネックレス
crochet necklace Hermes

今や定番のクロシェットネックレスです。

是非Vintage Parisにお越しください。
お待ちしています。

www.vintage-paris.co.jp

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